お雛様を人形供養に…お焚き上げしていただきました。

こんにちは、nikoです。
桃の節句、おひな祭りですね。

私くらいの年齢の方々…雛人形はどうされてますか？
ちょっと気になるところです。

今も大切に保管して毎年お飾りに？
それとも代々お嬢さんやお孫さんが受け継ぐことに？

ウチはいつの頃からか、押し入れに入れたまま…飾らなくなって、
何年経ったのかもわからなくなっていました。

数年前に私がお雛様を人形供養に送り出した時のことを書きます。

しまい込んだ物を忘れ去っている自分★

その頃、私は今より自覚ナシで少し心を病んでいたんだと思います。あらゆる事、以前は好きだった物事にも関心がなくなっていました。

ある日、荒れた部屋をなんとかしないと…と押し入れを開けた時…

こんなものあったんだ？？と思ったんです。

実は自分で買ってきた物です。

『えー？なに？？自分どうしちゃったんだろう？』
と不安になりました。

他にも、以前読んだ本のあらすじが思い出せない。

『あらあら…あらすじ忘れちゃうなら、何度も楽しめていいわね～』
なんてひとりで冗談にならないこと思ったり。

自分はどうなっているんだろう？
大体、持っている事を覚えていないなら、
これから先、活用したり楽しんだりしないよね？

私の頭の中が軽くピンチなんですけれど…
不要な生真面目さが頭をもたげ『それなら…』と
たくさん物を捨てました。
断捨離という名の『終活』ですね。

ネットの『お片付けのモチベが上がるスレ』なんか読みながら、
思い出せる物以外は捨てようと励む、励む。

そんなきっかけで押し入れを片付けているうちに
お雛様に辿り着きました…。

この先飾ることがあるんだろうか？
…ううん…多分ない…。
このまま暗くて埃っぽいところで一生しまい込まれたまま？
突然、私がいなくなったら…きっとゴミ出し…だよね…

それプラス…今よりもっと年老いた頃、
私は押し入れからお雛様を出して、
供養先を探して、
持ち込んだり郵送する事が出来るんだろうか？

無理！！　ならば今やらないと！

と行動に踏み切ったのです。

こちらはネットで見つけました。
他にもありましたが、在住県なので親しみもあってこちらに。

有効内のサイズの箱にお人形だけを入れて梱包。
お道具は入れずにとの注意あり…なんだか寂しい。

お雛様のお顔にシミが…。

両親が私たち姉妹のためにと揃えてくれた五段飾りのお雛様…。

本当なら毎年飾って、大切にお手入れして仕舞い、
娘が生まれたらその子に…が一番の形なのかもしれません。
しかし、私は未婚の子どもなし☆
姉には一女おりますが、飾る場所無く。

ごめんね。そして今までありがとう。

人形供養が行われた後日、
無事に御供養とお焚き上げを執り行いました
という内容の封書が送られてきました。

大変誠実なご対応下さり、感謝しております。

我が子のためにと揃えてくれた両親の気持ちに感謝しつつ、
このまま暗い押し入れに閉じ込めるのは…と決心しました。

御供養していただき、
空に土に開放されるのが最良と思った次第です。

あらためて、
お父さん、お母さん、有難う。
お雛様たち、長い間守ってくれて、有難う。